お客様から少し変わった、しかし「なるほど」と思わせるお問い合わせをいただきました。
新しくパソコンを購入された際によく起こりうるトラブルですので、注意喚起も兼ねてご紹介します。
「親の許可を求められる」という謎のメッセージ お問い合わせの内容はこのようなものでした。
親の許可?
「会社用に新しいパソコンを買って、セットアップをしていたんです。会社用のMicrosoftアカウントを新規作成したんですが、なぜかログインしようとすると『親アカウントの許可』を求められるようになってしまって……。これ、会社のパソコンなんですけど、親って誰のことですか?」
通常、企業で使うパソコンで「ファミリー機能」や「親の同意」が出てくることはありません。
不思議に思いながら、お客様のもとへ。
原因は「正直すぎる」入力
現地でパソコンの設定を確認し、作成されたMicrosoftアカウントの情報を拝見して、すぐに原因が判明しました。
問題は「生年月日」の設定にありました。
お客様は、会社用のアカウントだからと、その会社の「創立記念日」を生年月日として登録されていたのです。
その会社は、創業してからまだ3年…。
つまり、Microsoftに、「このユーザーは3歳で、ファミリーセーフティ(保護者機能)の対象」として認識されてしまい、ログインは親アカウントの許可が必要になってしまった、というものでした。
システムは融通が利かない
Microsoftアカウント(およびGoogleなどの他社アカウントも同様)は、登録された年齢によって自動的に利用制限をかけます。特に13歳未満(日本国内の基準などにより変動あり)と判断されると、単独ではアカウントの管理ができず、保護者(親アカウント)の紐づけと同意が必須となります。
お客様は「会社の誕生日はこの日だから」と真面目に、正確に入力されただけなのですが、それが裏目に出てしまい、パソコンが「3歳児用のガチガチに守られたモード」になってしまったのです。
会社用アカウントを作る時のポイント
もし、従業員個人の名前ではなく、共有PCなどで「会社用」として無料のMicrosoftアカウントを作成する場合、以下の点に注意してください。
- 生年月日は「成人」になる日付にする 会社の創立記念日を使いたい気持ちはわかりますが、システム上は「人間」として扱われます。管理者の生年月日を入力するか、あるいは便宜上、成人(18歳以上)となる西暦(例:2000年など)を設定することをおすすめします。
- ビジネスアカウントの検討 本来であれば、法人利用には「Microsoft 365 Business」などの法人向けライセンス(職場のアカウント)の利用が推奨されます。これであれば、そもそも「生年月日」による子供扱いのトラブルは起きません。
おわりに
今回の件は、生年月日を修正し、親子関係を解消したりと、ややこしいこともありましたが、、、無事に解決しました。
「パソコンがおかしい」「変なメッセージが出る」といった時は、今回のように意外な設定ミスが原因のこともあります。 初期設定で躓いてしまった際は、無理に進めず、ぜひクリックオンパソコンサポートにご相談ください😌
